お子様の発熱

家族全員で楽しみにしていたハワイ旅行!準備万端で、ハワイライフを楽しもうとしたその時に、お子様の様子が・・・先程まで、元気ではしゃいでいたお子様が、元気もなくて、沈んだ様子。額に手をあてると熱が!
旅行先で、お子様が発熱するケースは意外に多いものです。ちょっとした環境の変化によって、頭痛や微熱を出す大人の方もいらっしゃることでしょう。しかし、「台無し!」とお子様に行ってしまうのはNGです。せっかく楽しい思い出を作ろうとしていた旅行がお子様にとって、最悪の思い出になってしまいます。冷静に対応して、早く熱を下げて楽しい思い出作りをしましょう!
ここでは、発熱の基本的な対処法をご紹介致します。普段の発熱時にも知っておくと便利です。

発熱の原因

発熱には原因があります。90%がウィルス性、10%が細菌感染によるものです。身体に入ってきたバイ菌を熱によって退治しようとする力が発熱となって現れます。ですから、「発熱したから解熱剤を飲ませる」という発想は、バイ菌を体内に残すことになり、治りを遅くする可能性があるので注意が必要です。また、緊急性のある発熱は、他の症状(嘔吐・下痢・食欲の低下など)が伴いますので、お子様の状態をきちんと観察することが大切です。

旅行先の発熱の大半は、環境の変化による緊張によるものです。熱が高くても元気があり、食欲もあり、水分を摂ることが出来る、熱以外の症状が見られないなどの場合は、緊急性がないと考えて大丈夫です。

発熱時の対応

お子様の状態によって対応することが大切です。環境の変化によるものであっても、発熱は体力を奪いますので、出来るだけ早めに解熱させてあげた方が賢明です。あまり体力を消耗させないような方法で解熱してあげるように心がけましょう。

食事と水分補給

発熱すると、胃腸の働きも悪くなりやすくなりますので、食欲が低下することが多くなります。その場合は、食べたい物や食べやすいものを選んであげるようにしましょう。食べられない場合は、水分補給を忘れずに。食事を摂らないと脱水しやすくなり、体力も低下し、治りも悪くなるので、水分補給は心がけるようにしましょう。水分を摂り、排尿することでも解熱作用がありますので、水分補給は不可欠です。

ゼリー類やスポーツドリンクなどは、水分と栄養補給にもなりますのでおすすめです。フルーツ類や乳製品は、下痢を起こしている時には、下痢を悪化させてしまう可能性が高いので避けた方が無難です。

温かくするか冷やしてあげるか

「発熱時には冷やす」という考えを持っている方が多いことと思いますが、あまり適当とは言えません。基本は、暑がっている時には冷やす、寒がっている時は温めます。寒気は、身体を温めようと働いているサインです。寒気があるのに冷やしてしまっては、身体は余計に温めようと寒気を増すことになり、余計な体力を奪ってしまいます。また、暑がっている場合、発熱している時は熱を冷ますための汗が出ません。ですから、氷や部屋を涼しくすることで身体を冷やすようにしましょう。
お子様の状態によって対応して、気持ちがいいと感じられるようにしてあげましょう。

解熱剤

発熱時に解熱剤を簡単に使用するのはおすすめしません。しかし、頭痛や身体の痛みがある時や極端に機嫌の悪い時、夜眠れない等、苦痛を訴えている時には効果的です。熱が高すぎると眠れないお子様も多いので、様子を見ながら使用してあげましょう。

高熱による脳への影響

高熱による脳への影響 ある程度体力がついてきた年齢のお子様は、39~40℃を超える高熱を出す場合も多くなります。そのような時に、心配になるのが脳への影響です。しかし、脳へ影響を及ぼす高熱には、他にも原因がある場合がほとんどです。全身の状態をよく観察して判断することが大切です。意識があるか、痙攣が長く続いていないか、首を痛がるなどの症状がある場合は速やかに病院で診察を受けましょう。髄膜炎・脳炎・脳症の可能性があります。 肺炎による発熱の場合は、脳への影響はないので心配ありません。
脳への影響はない状態であっても、発熱時には氷枕などで頭を冷やしてあげると、気分も良くなり眠りやすくなります。お子様の状態によって対応してあげることが賢明です。